【楽しく継続】言語学習系アプリ2選

こんにちは、まれいです。

2020年の2月頃から始まったコロナ禍で、留学の計画も止まっていると思いますがこんな時こそコツコツと英語力を高めるチャンスです。

留学を目指しての英語学習で、私が楽しみながら、かつ長続きしたものを紹介します。

ただし、これはレベル的には中程度以下で、海外での生活に困らない程度のコミュニケーション能力と、英語で授業を受けられる程度の言語力を目指す人向きです。

両方のアプリを同時に始めて、ある程度力がついたら次のステップへ進めばいいと思います。

1.学習方法の条件

Dull study


まず、英語学習を始めるにあたって決めた条件が、継続がしやすい隙間時間でできる無料テキストを使わない進捗状況がわかる、ということです。

その結果、スマホのアプリでやることにしました。英単語習得のアプリを何種類か試してみましたが、ゲーム性が高かったり、すぐに飽きやすかったりするものもある中で英単語学習アプリmikan と、語学学習アプリDuolingoだけは継続することができました。

どちらもプレビューを読まずに始めたアプリですが、後に世間的な評価が高い事がわかり自分の選択に間違いはなかったと納得しました。

実際に一年以上継続して良さを実感していますから、改めて私もこれらに高評価をつけます。

どちらも、仕事先での昼休み、人・バス・電車待ちの時間、食事の後、寝る前のちょっとした時間にすることができます

アプリの中に、有料の部分もありますが、そこは全てパスして、無料のレッスンだけでも十分に学習ができます。

テキストを使わないという点では、多忙な毎日の中、座ってテキストを開くという行為自体が億劫である、そんな方にはやはりスマホのアプリで学習する方が断然ハードルが低いと思います。またテキストと違って単語読み上げの音声がありますから、正しい発音で覚える事ができます。スペルも画面から直接書き込みますから、ノートも要りません。

進捗状況が分かる、という点では、どこまで進んだか、一日の学習目標をクリアしたか、ランキングで何位かを見れるようになっていますから、ランキングがアップすると同時に、英語も身についていくという仕組みです。

但し、Duolingoでは、油断をするとすぐに降格ゾーン(下から5人)に入ってしまいますから、毎日のレッスンは必須です。

ではまず、英単語アプリmikan について話しましょう。

2. 英単語アプリ、mikan


Łukasz CwojdzińskiによるPixabayからのみかんの画像


mikanは,中高大学生、社会人まで自分のレベルに合わせた単語学習ができるアプリです。

学習カテゴリーが沢山あって、その中から選択できます。「PRO」と書いてあるのは有料です。無料のコースにもたくさんの選択肢がありますので、無料のものから始めて下さい。途中でコースの変更もできますから、先ずはカテゴリー「大学受験」の中の高校基礎英語500単語あたりから始めたらいいと思います。そして物足りないと感じたら大学受験英単語2500、そして次へと、どんどん進んでいったらいいと思います。

このアプリを実際に始めたらわかりますが、自分の卒業した高校を登録しておくと、校内、県、全国で、今日、今月、今年のランキングが出るようになっていますから、ランキング上位を目指して、楽しんで取り組むことができます。ランキングを見てみると意外と高校OBの方がされていることがわかります。皆さん卒業してもずっと勉強されているんですね。仲間がいて、とても励みになります。

右上の⚙マークから、一回に学習する単語数、一日の目標等、細かい学習方法の設定ができます。英単語を早く、沢山覚えるコツは、毎日とにかく沢山の単語にふれること。

なので、英単語を1つ覚えてから次の単語に進むではなく一日に100単語以上のカードを次々めくっていくのがいいと思います。間違った単語が「苦手な単語」として自動的にふり分けられますので、苦手な単語を繰り返し見る事もできます。

1つのランクが終わると次のランクに進めるようになっています。最終ランクに届くころには相当数の単語に触れることになり、また、回答の瞬発力も身につきます。

単語は一度覚えておくと、後で忘れていても、教科書等にその単語が登場した時「なんか前に見たことがある」と認識して、それを調べることにより、記憶に定着していくという仕組みができます。それの繰り返しです。

留学前には少なくとも大学受験英単語2500程度の英単語は頭に詰め込んで行って下さい。留学先の英語のテキストにはもっと専門的な英単語が出てきてそれを調べたり、覚えたりするのにエネルギーをとられますから、基礎的な英単語の調べを合わせてやっているととても大変です。

また、基礎的な英単語を覚えておくと、いろいろな通達文書や、手続き書類を作成する上でも、役に立ちます。

ここまでmikanの優秀なところばかり書いてきましたが、足りないところについても話します。それは単語は読めるがスペルを確実に書けない、単語は知っていても英文を作る時に順番がわからないという点があげられると思います。

そこでそれを補う意味で役に立つのが言語学習アプリDuolingoです。

3. 語学学習アプリ、Duolingo

Duolingoのアプリ紹介によると、世界で一番ダウンロードされている外国語学習アプリです。現在、日本語で学べる言語は英語と中国語です。しかし、これを英語で何語かを学ぶという選択肢に広げると、35言語に広がります(スマホがアルファベットに対応していない場合は学習に限界あり)。

Duolingoのいいところは、勉強した日を連続〇日とカウントしてくれるので、毎日少しでもいいから連続記録を伸ばそうと、アプリを開くことです。その結果、繰り返し勉強するので英語が馴染んできます。そして連続日数が増えてくると、ますます記録更新のために継続ができ、気が付くと短い英語の定型文章をそのまま覚えてしまっています

テキスト的な文法の説明はなく、単純に単語のカードを順番に並べる、あるいは聞こえた英文の訳のカードを順番に並べる、初めに出てきた文章を記憶しておいて後から書き込む、文章を声に出して読む、その繰り返しです。間違うと後でまた同じ問題がでます。間違うと下に正解がでますが、それを見ながらどこを間違えたのか、正解との違いを自分で見つけなければいけません。そこで英語のルールを自分で見つける事により成長していくようになっています。理論でなく、経験で英語を学んでいくやりかたです。

始めの頃はあまりにも簡単でバカバカしいと思いがちですが、その期間を乗り越えて、だんだんレベルが上がってくると文法も入ってきます。

勉強する項目は、基本1、2、フレーズ、食べ物、複数形から始まって、未来完了、助動詞、仮定法過去完了等、合計56項目あります。それらをレベル5まで繰り返し学びます。

1つの項目が1レベルに達す る為に3回~5回あります。そうやって同じものを繰り返しやっているうちに文章がそのまま身についてきます。

Duolingoの特徴として、参加者全員がリーグに所属するというのがありますが、リーグは10あります。

下から順にブロンズ、シルバー、ゴールド、サファイア、ルビー、エメラルド、アメジスト、パール、黒曜石、最後にダイヤモンドです。

世界中の参加者がどのレベルかのリーグに所属して、一週間XPの獲得数を競います。週の終わりに上位何名かは上位リーグに昇格、逆に下の5名は降格となります。一斉にリーグ昇格を目指してXPを競っていくわけですが、それぞれの参加者の学習している言語はさまざまです。何か国語もやっている人もいます。他の人をフォローすることもできますが通信はできません。フォローしている人が現在どこのリーグにいるか、どれくらいXPを獲得しているかをみることができます。

リーグは世界中同時刻にリセットされます。毎週月曜日の協定世界時午前12時にスタートするという事ですが、日本では月曜日の午前9時にリセットされ、次のリーグがスタートします。

ブロンズからシルバーへは、上位20位までが昇格できますし、必要なXPも低いので簡単に昇格できますが、以降は段々大変になってきます。シルバーからゴールドへは上位15名。26位以下の5名はブロンズへ降格となります。

ゴールドからはさらに厳しくなって、上位10名だけしか昇格できなくなってきます。26位以下の5名の降格もあります。サファイア以降は同じです。

最高リーグはダイヤモンドリーグです。みんなそこを目指して頑張ります。しかし、いったんダイアモンドリーグになっても、毎週そのリーグに残留し続けるのも一苦労です。一週間で700XP程レッスンを積み重ねて、リセット時に、30人中27位までにいないといけません。

リーグ昇格の苦労を経験すると、降格したくなくなりますので、毎日レッスンをしてXPを獲得するようになり、言語学習が習慣化されていきます。世界中の大人が熱心にやっています。ちょっと可笑しいですね。

私がDuolingoで一番身に着いたと思うのは、基本的な文型です。例えば、日本語で「私はあなたを愛している」と言いたい時、他にも

私は、愛している、あなたを。

愛している、あなたを、私は。

あなたを、私は、愛している。・・・という風にどれでも一応は意味がかわらず、通じます。

ところが、英語だと、単語の場所で目的が決まってきますから、I love you.しかありえないのです。そのような順番(文型)を学ぶのにDuolingoは優れていると思います。

英語初心者が混乱する理由の一つは単語を置く順番がわからないことだと思います。

Duolingoでは、何度もレッスンをやっているうちに、感覚的に配置が身に着いてきます。簡単に言ってしまえば、何を主語にもって来るかが決まれば、あとは単語を入れ替えるだけ、意外と簡単という感覚が。

Duolingoにはまった方はこちらもご覧ください。

Duolingoの進め方(ヘルプ編)

4.さらに上をめざして

Study


しかし、私が実際に留学してみて感じたのは、ヒヤリング、スピーキング、長文読解、にはこの2つのアプリでは不十分だという事です。

その為には、今後、TOEICテキスト、YouTubeを使ってのヒヤリング強化、その他いろいろな方法で弱点を克服する必要があると思いました。

長くなりましたが、ここまでお読みくださりありがとうございました。

皆さんは、留学まではインプット、留学してからはアウトプットするつもりで、いまのうちにどんどん詰め込んで、本番の留学先ではコミュニケーションを楽しんで下さい。

どんなに英語の点数がよくても、実際に使ってみないと勉強した甲斐がありませんよね。

是非、海外に出て異文化の中で暮らしてみて、また、共通の言語を使ってお友達を作って下さい。

Take it easy !!ではまた。