多民族国家マレーシアの祝日

この記事は2021年1 月に更新されています。

こんにちは、まれいです 。

国の祝日というのは、歴史的な背景とか、宗教的な背景を理解していないと解らないし、その国の国民になってみないと馴染まないものですよね 。

おそらく、日本に住む外国人もそうなのではないでしょうか。

マレーシアでも暮らし始めると、聞いたことのない休日が沢山あるので驚きます。今回はマレーシアの祝日について記事にしてみました。

皆さんが留学前に読んで、予備知識になればと思います。


1.マレーシアの主な民族とその宗教と暦

マレーシアの民族はざっくり分けると3つ。

①マレー系といくつかの部族を合わせたグループ→イスラム教→ヒジュ ラ暦

②中華系→仏教→太陰暦(旧暦)

③インド系→ヒンドゥー教→ヒンドゥー暦

上の3つの暦をもとにする祝日は、太陽暦のカレンダー上では年ごとに日付や期間が変わります。


2. 2021年の祝日を順番に並べてみた

但し、連邦領クアラルンプールで使う暦を基準にしています。

1月1日 新年

解説:祝日ではない州もあります。日本のように正月三が日の休日はありません。

2月12日 ★チャイニーズニューイヤー

2月13日 ★チャイニーズニューイヤー(2日目)

解説:中国の伝統的新年。華人中心に旧暦のお正月のお祝い。国民の多くは有休とくっつけて、約1週間休みます。それぞれ地元に帰省する人が多く、各地の道路は大渋滞になります。

1月28日  ★タイプーサム

2月 1日  連邦区記念日

解説:ヒンドゥー教徒のお祭り。バトゥーケーブでは奇祭が見られます。

4月13日から5月12日 ★ラマダン

解説:イスラム教の断食月。イスラム教徒は、日中の飲食を禁止されますが、 ショップには日没後の食事が並んでいて結構賑わっています。この時期にしか見かけないお菓子などもあります。

5月1日 メーデー (レイバーデー)

5月13日   ★ハリラヤプアサ

5月14日  ★ハリラヤプアサ (2日目)

5月26日 ★ヴェサックデー (釈迦の誕生日)

解説:1カ月の断食が終わり、イスラム教徒がお祝いをする日。例年は国民の多くは 有休とくっつけて、約1週間休みます。それぞれ地元に帰省する人が多く、各地の道路は大渋滞になります。

(2020年は特別に、COVID-19の対策でホームタウンへの帰省が禁止されていました。)

6月7日   国王(アゴン)誕生日  

解説:第16代 アブドゥラ国王、パハン州出身、2019年1月31日より在位。 同王の任期中は毎年6月第一月曜日が国王誕生日になる。

7月20日★ハリラヤハジ (1日目) 

7月21日         ★ハリラヤハジ (2日目)

解説:聖地巡礼祭。イスラム教の巡礼月の終わりを祝う祭日。州によっては2日間休日となります。

8月10日     ★イスラム暦新年      

8月31日     国家記念日(ムルデカ)

解説:1957年8月31日にイギリスから独立した記念日です。マレーシアとして成立するのはこれから6年後でした。

9月16日     マレーシアデー

解説:    1963年9月16日、ボルネオのサバ・サワラク両州を含め、マレーシアとして国家を制定した記念日です。

10月19日  ★ムハンマド生誕祭    

解説:イスラム教の預言者ムハンマド(マホメット)の生誕を祝う祭日です。

11月 4日   ★ディーパバリ   

解説:ヒンドゥー教徒最大のお祭り。光の祭典と言われています。

12月25日  クリスマス

解説:イエス・キリストの降誕日。マレーシアはイスラム教を国の宗教としていますが、多民族が共存しているので、クリスマスシーズンには街はクリスマスのディスプレイで盛り上がります。


3.★年によって日付や期間がかわるもの

年ごとに期間がかわるものに★をつけています。

祝日がかわるのは、太陰暦を基準としていることが関係しています。

その他、記載していませんが、連邦区以外の州ごとに、スルタンの誕生日と州知事の誕生日も祝日となっています。


まとめ

多民族国家マレーシアでは、歴史的記念日と、各民族の宗教的記念日、行政的記念日が祝日となっていることがわかりました 。

人々は互いの宗教、文化、習慣を認め合うことで共存しています。

個人のアイデンティティーが見るからに明確なこともありますが、 例えば、私の友人は華人(中国系住民)だけれど、中国語を話せても漢字の読み書きができない人でした。見た目は華人だけれど、中身は生まれも育ちもマレーシア人。

そう、これがマレーシア人です。

また、両親が違う民族出身の人とかもいて”〇〇系マレーシア人””と単純には分けられないようにみえますが、どの宗教どの生活スタイルに従っていくかで、その個人のアイデンティティーが確立されていくのかなと思いました 。

マレー系、中華系、インド系、先住民系、その他・・・系、それらすべての人々が、互いの違いを認め合い、許容しあいながら、うまく共存してマレーシアという国を作っているのですね。

そして彼らはそういう多様性を持つ自分たちの国を愛しています。どの国からの留学生に対しても同じように興味を持ち、温かく接してくれました。

多民族国家マレーシアの懐の深さに万歳!!