コピオコソンはブラックコーヒー/マレーシアでのコーヒーの注文の仕方

こんにちは、まれいです。

マレーシアで初めてコーヒーを頼んで、その甘さに驚く人は少なくないと思います。あるいは、砂糖を入れてくれと頼んでないのに、と怒る?

いやいや、ここはマレーシアですから、国の慣習に従いましょう。

・・ということで、今回の記事は、マレーシアでのコーヒーの注文の仕方です。

coffee

1. 覚えておくべき基本の5種類

マレーシアでは普通に飲み物を注文すると大抵「超甘い」ものが出てきます。コーヒーも然り。ですから、甘くないのを飲みたい時は、必ず、ノーシュガーとか、レスシュガーとか、自分の希望をはっきりと伝えるようにしましょう。

メニューを見るときに次の5種類を知っておくと希望にあった注文ができると思います。

  1. Kopi (コピ)コーヒー+加糖練乳の甘いコーヒー
  2. Kopi C(コピ・シー)コーヒー+無糖練乳+砂糖
  3. Kopi C kosong(コピ・シー・コソン)コーヒー+無糖練乳
  4. Kopi O(コピ・オー) コーヒー+砂糖 (ミルクなし )
  5. Kopi O kosong(コピ・オコソン)コーヒーのみ
むすめ
むすめ

コピ・シーのCってなぁに?

まれい
まれい

Fraser & Neaveが出しているevaporated milkのブランド名がCarnationで、それでCが使われているという説があるのよ。Cは中華系マレー人が作ったもので、エバミルクを使いたいときにCと言うのよ。Carnation からきた説の他に、海南語のxian (鮮、fresh)が由来で発音の近いCを使うようになった説もあるんだって。

むすめ
むすめ

じゃあー、Oは?

まれい
まれい

Oはマレー語のkosong、ゼロ、なしってこと。つまりミルク無しのこと。数字の0(ゼロ)がアルファベットOに似ているのでオーと発音する。モスリムの人はOで0を連想できるのよ。モスリムの多くの人はコンデンスミルクを使うので、kopi だとコンデンスミルク入りになって、kopi Oでコンデンスミルクなしになるの。さらに砂糖なしにするには、もう一度kosong を言い加えるのよ。分った?

むすめ
むすめ

わかりにくー。混乱するね。

2. ホワイトコーヒーについて

ホワイトコーヒーとは、単なるミルクコーヒーのことではありません。見た目はカフェオーレのように茶色でラテのように泡立っています。でも日本で飲むそれらとは違う味です。

ホワイトコーヒーで有名なのは「オールドタウン・ホワイト・コーヒー」ですが、発祥地はイポーで、19世紀に華人によって作られました。語源については諸説あります。

マレーシアの珈琲豆の焙煎には、砂糖、マーガリン、小麦を使うのに対して、ホワイトコーヒーの焙煎には少量のマーガリンしか使わないというのが大きな違いです。何も使わないという意味で「白珈琲」と書いたのが、そのまま「ホワイトコーヒー」と呼ばれるようになったということです。諸説①

マレーシアのコーヒーに比べて色が明るいのでこう呼ばれたともいわれています。諸説②。

お店で出されるホワイトコーヒーは、コーヒーパウダーを布フィルターに入れ、お湯を注いで抽出したものに加糖練乳(コンデンスミルク)を入れたものです。それでホワイトコーヒーと呼ばれているという説もあります。諸説③。

お店ではそれにさらにお砂糖が入ってきます。日本人の感覚では甘すぎると感じる方が多いと思います。甘いのが苦手な方は、「Less Sugar/砂糖少なめにして」と頼むといいでしょう。

ホワイトコーヒーのスタンダードが、コーヒー+加糖練乳という形です。実際、ホワイトコーヒーのブラックにお目にかかったことはありません。

こちらはマレーシアのスーパーマーケットで販売されているインスタントコーヒーです。

3in 1(コーヒー、砂糖、ミルク)タイプです。

white coffee 3in1

又は、2in 1(コーヒー、ミルク)で販売されています。

White coffee 2in1

また、ヘーゼルナッツ等のフレーバーのついたものもあります。

Old Town White Coffee/Signature Hazelnut Flavor/Eart

価格:3,294円
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3.ホワイトコーヒーはどこで飲めるの?

一般的にマレー系の店だと普通のコーヒーを出す店が多く、中華系のお店でホワイトコーヒーを出すところが多いです。

もちろんオリジナルの「オールドタウンホワイトコーヒー」は大手カフェチェーンへと発展し、マレーシア国内のみならずシンガポールやインドネシアにも店舗を広げています。食事のメニューもありますから、一度訪れて下さい。

まれい
まれい

好奇心の強い私はメニューをよく読まずに「cham」という飲み物を注文したことがあります。

Chamは、コーヒーと紅茶のミックスでした。おそらくもう飲むことはないかと・・・ よかったら挑戦してみてください

最後までお読みくださり、ありがとうございました。ではまた。