マレーシア留学に胃腸薬は必須/その他常備薬

こんにちは、まれいです 。

私のマレーシアへの語学留学は短期間でしたがそれでも、その間に何度か薬の世話になる場面がありました。

辛い料理を美味しいからって食べ過ぎた後。2時間くらい、胃がパニックになって動いてくれませんでした。

虫刺されをかきむしってその傷がなかなか治らなくて困った経験をしました。

蚊以外の、強めの虫刺されの塗り薬を持っていなかったからです。

海外では、日本で使っていた薬と同じものは手にはいりませんし

そもそも英語でうまく症状を説明したり店員の説明をきいたりして最適の薬を購入するのは難しいので、日本から持参することをお勧めします。

経験したことのない思わぬ事が起きることもありますので備えあれば患いなし、です。

今回は私のマレーシアでの経験をもとに持っておくと安心な常備薬と 基本的な薬の情報について記事にしました。

参考にして下さい。

Ⅰ 外用薬


1.貼り薬

湿布薬 ・・打ち身、捻挫は

まず、冷やすタイプの湿布薬を使います。

冷やす湿布薬は粘着性がありませんので紙絆創膏が要ります。

万一骨折していたら、腫れや痛みがひきませんので病院に行きましょう。

骨折でなくとも.治療にコルセットを要する怪我もありますので自己判断でがまんしすぎないで診察してもらいましょう。

プラスター剤・・慢性的な関節痛や筋肉痛に粘着力が強くて冷感のないタイプの鎮痛効果のある貼り薬です。

傷用絆創膏・・傷用絆創膏は大きさがいくつかあるので

S、Lサイズを少な目に

Mサイズは多めに持って行きましょう。

使い方は、先ず、傷口をきれいに洗い、その後、水分をふき取ります。

絆創膏に化膿予防の軟膏を塗り、傷口にあてます。

もし、切り傷が広く出血しているときは傷口を清潔なタオルでおさえ傷口に近い血管を圧迫するとか心臓より高い位置に保ってできるだけ出血しないようにしてすぐに病院にいきましょう。


2.塗り薬

かゆみ止め軟膏・・ 普通の虫刺されによるかゆみ止め軟膏

ステロイド配合の軟膏 ・・蚊以外の虫刺されで

赤く腫れた時、痒みがいつまでも引かない時はステロイド配合の痒み止め軟膏を塗ります。

虫よけスプレー・・液体の持ち込みが

制限されているので現地で探しましょう。

湿疹用の痒み止め軟膏・・こちらも軽度のものと、

効き目の強いステロイド配合のものがあります。

肌の質によって使い慣れた製品があればそれを何本か持って行くとよいでしょう。

擦り傷、切り傷用の 軟膏・・ 化膿止め成分の入った軟膏。

傷口から汁が出たり、膿がでたりなかなか治らない時は抗生物質の入った軟膏が必要です。

症状に合わせてそれぞれ一本ずつ準備しときましょう。

痔の軟膏・・ 体調によって

下痢や便秘で痔になることも想定できます。

痒み止め成分が入っているものは痒みだけでも使えます。

一本、持っていて安心でしょう。

水虫・たむし薬・・ 原因が何か

診断が素人では難しいところですが汎用の抗真菌薬が日本の薬局に売っています。

口内炎の塗り薬、又はパッチ ・・疲れや睡眠不足で

免疫力が落ちた時、口内炎ができますよね。

何日も痛いです。

浣腸・・内服薬の便秘薬の項目で説明しています。


3.目薬

ものもらいに効く、サルファ剤配合の目薬と

疲れ目に効く目薬の2種類持って行きましょう。

アレルギー体質で、必要な方はアレルギーを抑える目薬も準備しましょう。

Ⅱ 内服薬


1.解熱鎮痛剤

成分として、主に、アセトアミノフェン

イブプロフェン、ロキソニン

アスピリンの物があります。

頭痛、生理痛の薬で普段から飲んでいるのがあれば、同じものを持って行きましょう。

風邪による発熱の解熱剤として服用する場合は成分がアセトアミノフェンのものが安心です。

購入時にお店の方に確認して下さい。

高熱がでたら、インフルエンザの可能性もあるので病院にいきましょう。

又、小児には飲ませてはいけないものがありますので取り扱いには気をつけましょう。

小児には小児用を準備しましょう。


2.下痢止め

食当たり、水当たり、胃腸にくる風邪の時等

下痢になります。

下痢は、体に不必要なものを出そうとしての体の反応ですから、 無理に下痢を止めようとしない方がいい時もありますが、下痢、嘔吐が止まらず脱水症状になるのはもっと危険ですから下痢止めを使いつつ、水分の補給にも注意しましょう。

水を飲んでもすぐに嘔吐してしまう時は、一時間くらい様子をみて吐き気がおさまってから、時間をあけて少しずつ水分を摂取しましょう。

経口補水液も有効です。

下痢、嘔吐の原因がウィルス性胃腸炎、細菌性胃腸炎の時は

激しい腹痛、下痢、嘔吐が止まらず、脱水症状になったり、消化管から出血したりと症状がひどいので、病院に行きましょう。

3.便秘薬(下剤)・浣腸

便秘薬は飲みなれているのがあればそれを持っていきましょう。

普段便秘しなくても、環境がかわるとお腹の調子が変わったりします。

便秘薬は日頃から便秘にならないように飲むタイプ(漢方等)と便秘したときだけ飲むタイプがあります。

効き目が強いのとか、穏やかに効くのとか程度がありますから、初めに確認してから購入しましょう。

できれば、渡航前に試してみて自分にあった便秘薬をみつけておくのはいいことです。

便秘はお腹がはったり足腰がだるくなったりするだけではなく毒素が体に悪影響を及ぼします。

もし、何日も排便がないとか便秘薬を飲んでいるのに効かないとか

便意を催すけど出ない時は浣腸で出すという方法もあります。

普段便秘がちな方は何個か持っていかれてもいいと思います。

下剤が効いて便意があるのに肛門近くの古い便が硬く栓をしてしまっている場合は却って苦しい事になります。

そういう場合は浣腸で出してしまう方がいいです。

成分はおもにグリセリンですから安心して使えます。

容量は30グラムのもので大丈夫でしょう。

使い方は息を吐きながらリラックスして、肛門から挿入しゆっくりにぎりつぶします。

3分~10分くらい待ちます。

トイレにいるよりベッドかソファで過ごす方がいいでしょう。

お腹の中がグルグルいって便意をこらえられなくなったらトイレにいきます。

早くトイレに行くと、液だけがでてしまい失敗することがあります。

取り扱い説明書によると

2回までは使えるようですが、2回目はⅠ時間あけてから使いましょう。

4.整腸剤

お腹の調子を整える薬ですが腸内環境は人によって違うので、 同じ整腸剤でも反応が違います。

いちばんすっきり出してくれる整腸剤が自分に合っている整腸剤といえます。

毎日の排便に不安がある人は自分に合う整腸剤や、食品(茶、ヨーグルト等)をみつけておきましょう。


5.胃薬

胃薬は症状、目的によって使い分けが必要です。

①消化を助ける胃薬

②出すぎる胃酸を抑制する胃薬

③胃痛に効く胃薬と

④普段から胃腸が弱く食欲がない人に

弱った胃腸を温めて治す漢方成分の胃薬と

何種類かあります。

最初にお店の人の説明をきいてどういう時に適しているかを箱に書いておくといいですね。

マレー料理や、タイ料理が辛すぎて

食べた後、胃が痛くなることがありますので

痛み止め成分配合の胃薬は必須です。

Ⅲ その他


1.処方箋を必要とする薬

病院の処方箋を必要とする薬は海外渡航の事情を話して多めに薬を出してもらいましょう。

また、入国時に質問されてもいいように英語の説明書きを添付して、機内で飲む分だけ機内持ち込み手荷物に入れて、あとは預ける荷物に入れましょう。

成分によっては持ち込みに制限がかかる場合もありますので事前にお調べ下さい。

医薬品の海外持ち込み、持ち出しの手続きについて

厚生労働省のリンクを貼っておきます。


まとめ

海外で体調を壊すことほど不安になることはないような気がします。

くれぐれも怪我がないように

また、食べ物にも気を付けて健康に過ごして下さい。

最後までお読み下さり、ありがとうございました。